生徒が、調律師さんを変えて
急に腕が痛むとのことで、
私がお願いしている調律師さんを紹介しました。


先日、調律と調整をしていただきましたが、
やはり手に負担のかかる調律をされていたとのこと……。
恐ろしや〜〜〜。


調律だけでなく、
日々使用している楽器の影響は
間違いなく受けます。


ピアノは
・練習楽器
・レッスン楽器
・本番の楽器
が違いますから、
最も使用している「自宅での楽器」に
問題があることに
気づかない場合もあります。


フルートやヴァイオリンなど、
レッスンに自分の楽器を持って行く場合は
先生が問題点に気付いてくれるでしょうが、
ピアノはそういうわけにはいきません。


レッスンでの演奏を聴いて
問題点がある場合、原因を探します。


中でも、
「私はこんなこと一切教えていないのに……。
どうもおかしい……。」
と思う時は、
「自宅のピアノの影響を受けて、
無意識に変な弾き方になってしまっていた!」
ということが多いです。


例えば、装飾音の弾き方は
練習楽器の影響が顕著です。

「なんでそんなに指をバタバタさせているの?
なんで軽く入れられないの?」
と思う時、自宅の練習楽器の影響を受けていることが多いです。


1つは、単純に
アップライトピアノで弾いていることで出る影響。

グランドピアノとアップライトピアノは
アクションが違います。


こちらのヤマハのHPでは
アクションの違いが
動画で比較ができますので
一度ご覧ください。

グランドピアノとアップライトピアノの違い


装飾音が最も顕著な理由は、
グランドとアップライトでは
1秒間に打鍵できる回数が違うから。

グランドピアノは
1秒間に打鍵できる回数が
アップライトの倍です!

ですから、
レッスンでは楽に入れられる装飾音が、
お家の練習楽器がアップライトだと
レッスン時のように入れられません。

何とか速くたくさんの音を入れようとするあまり、
指をバタバタと必死に動かしてしまうのです。



もう1つは、
調整のできていないピアノで弾いていることで出る影響。

自宅ピアノのアクションの反応が悪かったり、
底までグッと鍵盤を押し込まないと
音が鳴らなかったりするピアノで弾いていると、
鍵盤を押し付けるような弾き方になりがちです。

1音を出すのに時間がかかりすぎます。

次の音への準備が遅れ、
その音を出すのにまた時間がかかります。

すると音は硬く、重く、もたついた装飾音になります。


良い楽器で練習することは
手にも、耳にも、
何より「音楽」のために、
とっても重要です。



岐阜県羽島郡笠松町ある
一人一人と丁寧に向き合い、
心も育てるピアノ・音楽教室です。

基礎を丁寧に身につけ
本当の意味で
ピアノが弾けるようになります。


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